今回は、しっぽを後ろ足の間に挟んでいる犬ってどんな気持ち?というギモンにお答えします♪
犬がしっぽを後ろ足の間に挟んで固まっている…なんて場面に遭遇したことはありませんか?
この記事では、そんなときのわんちゃんの気持ちと、わんちゃんに対する適切な接し方について詳しくご紹介していきます。
マイナスな感情を抱いていそうなのはなんとなく分かるけど、どう接してあげたらいいのかまではちょっと自信ないかも…
犬を飼い始めたばかりで、「何考えてるのかな?」と悩むことが多いです…犬のしぐさから気持ちが読み取れるなら、ぜひ学びたいです!
このようにお考えの方は、ぜひ最後までチェックしてみてください♪
Contents
犬がしっぽを後ろ足の間に挟んでいるのは、不安や恐怖を感じて怯えているサイン!
犬はしっぽの振り方や状態の違いで、さまざまな気持ちを表現しています。
その中でも、犬がしっぽを後ろ足の間に挟んでいるのは、不安や恐怖を感じて怯えているサインです。
正確にいえば、「しっぽを後ろ足の間に挟む」という行為は、お尻を隠すしぐさといえます。
それでは、なぜ犬は不安や恐怖を感じているとお尻を隠すしぐさをするのでしょうか?
実は、犬のお尻には「肛門腺」といって、その犬独自の強い匂いを放つ場所があり、犬はこの匂いによって個体の識別を行っています。
そのため犬どうしの挨拶ではお尻の匂いを嗅ぎあうのが通例ですが、つまりこれは相手に自分の弱みをさらけ出す行為でもある、ということになりますよね。
犬の姿勢や表情にも注目してみると…
さらによく観察すると、からだを低くして背中を丸めているのが分かります。
このときの犬はかなり追い詰められている状況にあるといえるでしょう。
「降参するからこれ以上勘弁して!」と言わんばかりにこわばった表情をしているはずです。
不安や恐怖を感じて怯えている犬への接し方
犬が不安や恐怖を感じているような態度を見せたら、それ以上は怖がらせることのないよう気をつけて接してあげましょう。
ポイントは以下の3点です。
① 近づく場合は、低い姿勢で
もし犬に近づく必要がある場合は、しゃがんで低い姿勢になることがポイントです。
からだのサイズを考えると、ほとんどの場合は私たち人間よりも犬の方が小さいはず。
したがって、立ったままでいると私たちが犬を威圧してしまう形になるわけです。
② 正面から向き合わないように
正面から向き合って、声をかけてなだめようとする飼い主さんがいますが、この行為はかえって逆効果です。
犬の恐怖心は更に強くなってしまうでしょう。
できれば視線を合わさないよう、横を向いた体勢などをとりつつ無視するのが効果的です。
犬にとって視線を合わせるというのは「威嚇行為」になり得るからです。
③ 撫でようとしないように
また、犬に手を差し出し、撫でて落ち着かせようとする行為も避けておきたいところです。
犬は、不安や恐怖を感じているときに手を差し出されると、「攻撃される…!」と勘違いをしてしまう可能性があるからです。
そして最悪の場合、自分の身を守るための「反撃スイッチ」が入り、吠えたり本気で噛み付いたりと、攻撃的な態度を取るでしょう。
とはいえ、 犬の態度や行動には個体差があるため、その子の性格を飼い主さんなりに見極めて上手に対処してあげてください。
個体差というのは犬の元々の性格もありますが、 飼い主さんと犬との間の信頼関係がどれだけできているのか、という点にも深く関わりがあります。
※信頼関係度診断はこちらから簡単にできますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
もし仮に散歩デビューしたての時期など、これからさまざまな環境に慣らしていくような段階であれば、抱っこをして安心させてあげるなどの方法も一つの手です。
さいごに
今回は、しっぽを後ろ足の間に挟んでいる犬ってどんな気持ち?というギモンにお答えしました♪
自ら不利になる状況を避けて別の場所に逃げることを「しっぽを巻いて逃げる」と言いますが、実はこの言葉、今回ご紹介した犬のしぐさに由来した言葉なんですよ🐩
しっぽの感情表現には個体差があります。