今回は「耳の動きから読み取れる犬の気持ち7選」をお届けします♪
犬は、 からだ・しっぽ・耳の動き、表情、吠え声でさまざまな気持ちを表現しています。
愛犬と上手にコミュニケーションを取るためには、 私たちがそれらを読み取って理解してあげなければなりません。
犬がなにかしらのしぐさを見せたら、「どういう気持ちかな?」とよく観察しましょう。
今回は 耳の動きから読み取れる犬の気持ちについて、豆知識とあわせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください♪
知っておきたい、犬の耳に関する豆知識!
まずは犬の耳に関する豆知識をご紹介します。
犬の聴力(可聴域)について
犬は聴力がとても優れていて、およそ40〜6万5000ヘルツの可聴域があるといわれています。
人の場合はおよそ20〜2万ヘルツですから、 犬が私たちよりもずっと高い周波数まで音を聞き取れているということがわかります。
犬は音のする方向を特定する能力も優れている
また、犬は 音のする方向を特定する能力も優れています。
これには 犬が自由自在に耳を動かせるということも深く関係しており、なんと人の2倍、32方向の音を瞬時に判別できるといわれています。
※ただし、垂れ耳の犬種は耳の穴が隠れているため能力がやや劣る可能性あり
犬が耳を動かすことができるのは、「耳介筋」とよばれる筋肉の働きによるもので、人以外の動物の多くはこれがよく発達しています。
人の場合は、祖先の猿が昼間に目に頼る生活を続けていたことで退化していったといわれていますが、現代でも時々耳を動かせる特技を持っている人がいるようです。
耳の動きから読み取れる犬の気持ち7選!
それでは本題に入りましょう。耳の動きから読み取れる犬の気持ちを7つご紹介します。
1. 耳をあちこちに傾けているのは、落ち着かない証
そわそわするなあ・・・
前、後ろ、上、下など、 耳をあちこちに次々と傾けている時は、落ち着かない証です。
軽くパニック状態になっているようなもので、どうしたらいいのか考えている最中です。
こんなときは、落ち着くまで見守ってあげると良いでしょう。
2. 耳を下げて上目遣いになるのは、相手の要求に渋々従おうとしている証
いやなんだけどなあ・・
耳を下げて上目遣いになるのは、 相手の要求に渋々従おうとしている証です。
たとえば「ハウス」と指示されて、従うような場面でしょうか。
逆らえない相手の要求に対して、「いやだなぁ」と思いながらも、「怒られたくないしなあ」と言うことを聞く姿…
それはまるで、お父さんに「ゲームはもうやめなさい」と怒られて「はーい…」と渋々従う子供のようにも見えます。
3. 耳をピーンと立てて穏やかな表情をしているのは何かに注目している証
耳をピーンと立てて穏やかな表情をしているのは、 何かに注目している証です。
人や動物の気配に気づいた時や、物音を察知した時に見せるしぐさです。
4. 耳をピーンと立てて頭を傾けるのは興味を持ち始めた証
おもしろそうだなっ
耳をピーンと立てて頭を傾けるのは、 興味を持ち始めた証です。
この時、口角を上げていたり、少し口を開いて舌が出ていたりします。
5. 耳を少し前に傾けて歯をむき出すのは威嚇している証
オラオラ・・・!おまえはてきだ!
耳を少し前に傾けて歯をむき出すのは、 威嚇している証です。
同時に唸っていたり、鼻や唇にシワが寄っている場合が多く見受けられます。
このようなしぐさを見せたら、 威嚇の対象となっているものを取り除くなど、落ち着かせる工夫をしてくださいね。
6. 耳を後ろに倒し、穏やかな表情をしているのは服従心がある・友好的に思っている証
犬が耳を後ろに倒している時は、 プラスな感情とマイナスな感情、正反対の意味が込められていることがあるため注意が必要です。
まずプラスの意味として、犬が耳を後ろに倒し、穏やかな表情をしている場合は服従心があることを表しています。
口角を上げて少し口を開いていたり、ゆったりとしっぽを左右に振っていたら、少し控えめに「ぼくと遊んでくれませんか。」と誘っているかもしれません。
7. 耳を後ろに倒し、左右に突き出しているのは恐怖心を抱いている証
うわあああっ
マイナスの意味としては、耳を後ろに倒している場合でも、 左右に突き出している場合は恐怖心を抱いているといえます。
その時、 頭の位置が低くなり、歯をむき出したり、鼻にシワが寄っているようであれば、かなり怯えている状態といえるでしょう。
このしぐさを見せたら、無理に何かをさせたりするのはやめてください。
自分の身を守るために、攻撃に出る場合があるからです。
このように、耳を後ろに倒す時は、正反対の意味が込められていることがあります。
見誤ってしまうと、愛犬との信頼関係にも影響を及ぼすことがあるので注意しましょう。
さいごに
今回は「耳の動きから読み取れる犬の気持ち7選」をお届けしました♪
犬の耳から 様々な感情が読み取れるということが分りましたね。
古代文明の人々はすでに、犬とともに暮らしていました。
彼らは、 飼い犬の耳の動きを見て外敵を察知したり、獲物をみつけていたのではないかといわれています。
大昔から犬と人が仲良く助け合いながら暮らしていたと思うと、なんだか嬉しい気持ちになりませんか?