犬のキモチ

しっぽの振り方・状態でわかる犬の気持ち8選!

しっぽの振り方・状態でわかる犬の気持ち8選!
リク
リク

今回は「しっぽの振り方・状態でわかる犬の気持ち8選」をお届けします♪

犬が「しっぽを振る」というのはお馴染みのしぐさですよね。

そんなしぐさを見て「嬉しそうだな!」と思う飼い主さんが多いのではないでしょうか。

しかし、しっぽの振り方には様々なバリエーションがあり、必ずしも喜びを表現しているとは限りません。

犬はしっぽの 向き、高さ、振り方、速度でたくさんの気持ちを表現しています。

しっぽは様々な感情が読み取れる、とても興味深いものなんですね♪

しっぽの振り方、状態でわかる犬の気持ちを8つご紹介しますので、愛犬の心をぜひ読み取ってみてください!

しっぽの振り方・状態でわかる犬の気持ち8選!

1.しっぽを下向きにして勢いよく振るのは「嬉しい」「楽しい」という気持ちの表れ

いぬ
いぬ
うれしいなぁっ♪たのしいなっ!

しっぽを下向きにして、勢いよく振るのは「嬉しい」「楽しい」という気持ちの表れです。

イタリアの研究では、「犬は嬉しい時、しっぽを右側へ大きく振る」という研究結果も出ているそうです。

おもしろい研究ですよね。

「しっぽを振ったのは喜んでいるからだ」と思っている飼い主さんが多いのですが、この振り方はそれが当てはまりますね。

2.しっぽを上向きに立ててゆっくり振るのは自信満々な証

いぬ
いぬ
ぼくはえらいっ!

しっぽを上向きに立ててゆっくり振るのは、自信満々な証です。

こんな状態の時になでようとすれば、「格下のくせに触るな!ぼくの方がえらいんだぞ!」と反発してくるでしょう。

この時噛んでくることもありますが、「ぼくは君よりもえらいんだから、やめた方がいいよ」と相手に分からせようとしているだけなので、本気で噛み付くことはなさそうです。

3.しっぽを後ろ足の間に挟んでいるのは不安や恐怖を感じて怯えている証

いぬ
いぬ

ヒィ・・!怖すぎる・・・。

しっぽを後ろ足の間に挟んでいるのは、不安や恐怖を感じて怯えている証です。

犬のお尻には、「肛門腺」といって、その犬独自の強い匂いを放つ場所があり、犬はこの匂いによって個体の識別を行っています。

つまりしっぽを後ろ足の間に挟むのは、 恐怖の対象に自分の情報をさらけ出さないようお尻を隠すしぐさというわけです。

4.しっぽのつけ根の毛が逆立っているのは恐怖や急激なストレスを感じている証

いぬ
いぬ

うわあああっ

しっぽのつけ根の毛が逆立っているのは、恐怖や急激なストレスを感じている証です。

これは「立毛筋」の働きによって起こります。

このような状態の犬は、まさに「恐怖モード全開」。

逃げ場がない時、しっぽのつけ根の毛を逆立てて一生懸命「こわい!」と訴えようとします。

それでも接近して来るような相手には、応戦しようと飛びかかれる体勢にうつります。

もしも犬同士でこんな状況になっていたら、すぐにでも引き離してあげましょう。

立毛筋

立毛筋は脂腺の下を通り毛包下端に結ばれた平滑筋です。
犬は興奮したり、緊張したりすると交感神経が働き、筋肉が緊張します。この筋肉の中に立毛筋があり、毛を逆立てる役割をしています。犬の場合、主に首筋から背中、背中から腰の部分の毛が逆立ちます。毛を逆立てることで体を大きく見せ、敵を威嚇するのに役立っています。また、立毛筋の収縮により脂腺を圧迫、皮脂の分泌を促進しています。

引用:といぷーはうす

5.しっぽの先を小刻みに振るのは何かに警戒している証

いぬ
いぬ
そわそわするなあ・・・

しっぽの先をブルブルと小刻みに振っているのは、何かに警戒している証です。

警戒心の強さとしっぽを振る速度は比例していて、素早く小刻みに振るほど警戒心が強いことを示しています。

しっぽの振り方がゆっくりになってきたら、警戒心が和らいできたといえるでしょう。

6.しっぽを上にピーンと立てて振るのは威嚇している証

いぬ
いぬ

オラオラ・・・!

しっぽを上にピーンと立てて振るのは、威嚇している証です。

こちらも、しっぽを素早く小刻みに振るほど、「威嚇モード」が強くなっています。

7.しっぽがピーンと止まっているのは好奇心が掻き立てられている証

いぬ
いぬ
ん?なんだ・・・?

しっぽがピーンと止まっているのは、好奇心が掻き立てられている証です。

犬は、ターゲットに狙いを定めてワクワクしている時や、気になるものに注視する時、「いいもの見つけたっ!」「今の音なんだろう・・・?」としっぽが上がったまま止まります。

しっぽを上げたままピーンと止めて、おもちゃをじーっと見つめた後に、急におもちゃに飛びかかる、なんてしぐさを見かけたことがあるのではないでしょうか?

8.しっぽがゆっくりと下がり低い位置で止まるのは様子を伺っている証

いぬ
いぬ

なんだかいやな予感がするぞ・・・

しっぽがゆっくりと下がり低い位置で止まるのは、様子を伺っている証です。

犬は、危険を察知した時や、敵・獲物を見つけた時、相手に見つからないようにするため、そっとしっぽを下げて静かに動きを止めます。

そうして、逃げたり相手を追い払うタイミングを見計らい、アクションを起こします。

こんな場合も・・・

具合が悪いのかも

いぬ
いぬ

うぅっ・・おなかがいたい・・・

  1. しっぽをだらりと下げている
  2. しっぽをゆっくりと小さく振っている
  3. しっぽの振り方に力がない

しっぽがこのような状態の時は、 体調が悪い場合があります。

これに加え、弱々しい声をあげていたり、うずくまったままで食欲がない時は、体のどこかに不快感や痛みを感じているかもしれません。

病院に連れて行ってあげましょう。

バランスを取っているのかも

いぬ
いぬ

おっとっとっ

しっぽには 体のバランスを維持する役割もあります。

私たちの場合は両手を広げたりしてバランスを取ることがありますが、犬の場合はそれをしっぽで行います。

曲がる時に反対方向にしっぽをまわしたりします。賢いですよね。

体温調節をしているのかも

いぬ
いぬ

さむいなぁ

また、しっぽを使って 体温調整もできます。

寒い季節になると、犬が丸まって眠る姿をよく目にしますよね。

実はその時、しっぽで鼻先を覆うことで体内の熱を逃さないようにして、体温の低下を防いでいるのです。

しっぽには意外な役割があるんですね。

さいごに

リク
リク

今回は「しっぽの振り方・状態でわかる犬の気持ち8選」をお届けしました!

犬の言っていることを理解するためには、犬がからだで表現している態度や気持ちを私たちが読み取ってあげなければなりません。

コミュニケーションを上手にとるために、忘れないようにしておきましょう♪